一般的に私たちに一番よく知られているのは、マウイ島にあるベルストーンだと思います。
道路わきにあるので、見つけやすいこともあり、また、メディアでも紹介されているので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
たたくと中で澄んだベルのような音が鳴る、不思議な石、として珍重されていますが、実はもっと奥深かったのです。
このベルストーン、歴史的に有名なのはカウアイ島にあるものですが、こちらは道路から草むらの奥地へ入らないといけないようです。
そしていくつかある中の一つは、カウアイ博物館に保存されているそうです。
(カウアイ博物館のサイトはこちらです。)
しかしながら、ハワイの島々の主要な場所ではどこにでもこのベルストーンはあるものだそうですよ。
というのはこのベルストーンにはすごい役割があったのです。
それは、コミュニケーションツール!今でいうところの、スマホですよ。
岩は戦略的に、決められた位置、場所に配置されてあり、岩のある部分をたたくと、他の岩へ共鳴をおこすようになっていたそうです。
そして、島の遠くのほうまで、王家や貴族の子供の生誕を、性別まで知らせることができたり、
危険が近づいていることを知らせることができたり、
また、夏至や冬至にも、時間の調節をするために打ち鳴らす、カレンダーの機能も果たしていたそうです。
ドライブで通った際は、石や木でベルストーンを鳴らし、耳をくっつけて、聖なるハワイアンのスピリチュアルな音に、耳をすましてみてください。